自分らしい供養を一緒に考える 鎌倉新書

お墓について考えよう

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 子どもがいないけれどお墓はどうしよう…、お墓は故郷の菩提寺にあるけれど離れて住んでいるので不便だ…、今はいろいろなお墓があるけれどどうやって選べばいいのだろうか? そんな心配や疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?

 最近では、ガーデニング霊園、芝生霊園、納骨堂、屋内霊園などの新しい形の霊園や、洋型墓石、ニューデザイン墓石などの新しい形の墓石があります。墓石に刻む文字も様々です。

 そして、樹木葬などの新しい考え方のお墓が生まれています。また、生きているうちに自分のお墓を建てたり(寿陵と呼びます)、子供がいなくて永代供養墓を選ぶ人が増えています。

 お墓のあり方は、個々人や家族の考え方や、様々な状況によって、自由に、自分たちに合ったスタイルを選べば良いでしょう。

 しかし、お墓は高価なものが多いですし、季節の行事や人生の節目など特別な時にお参りして、故人との関係を持つための大切なものです。お墓に納骨をして初めて、故人との関係を安定したものにして安心することができます。

 ですから、まず、お墓にはどのような意味があるのかをじっくりと考えて、自分達にとっての価値あるお墓の形を見つけてください。

お墓について考えよう

  1. 1 物理的意味

     物理的には、故人のご遺骨の置き場所であり、お墓によっては自然(土)に戻す場所ともなります。

     故人の死後も永く残るご遺骨は、故人の魂の象徴となります。ですから、故人を偲ぶための、大切な場所となります。

     墓石はさらに永く残りますので、故人がこの世に生きた証としての記念碑的な存在にもなります。

  2. 2 精神的意味

     お墓は山に近い場所やお寺などにありますので、自宅にある仏壇のようにしょっちゅうお参りできません。季節の行事や人生の節目にお参りすることが多いでしょう。そのため、お墓は仏壇に比べると非日常的な性質が強く、より「死」と向き合うことができます。また、ご遺骨があることから、仏壇よりも故人を身近に、リアルに感じることができます。

     ですからお墓は、特別な意味を持って、故人を身近に感じながらコミュニケーションをしっかりとすることができる場所です。

     それによって、大切な人を失った悲しみを癒し、故人との関係を心の支えにして生きるために大きな助けとなります。故人に報告や相談事をすることで、自分の心を整理したり、励ますことができ、カウンセリングの場にもなります。

     また、忙しい日常生活の中で少し立ち止まって、非日常的な時間を持ち、「死」と向き合うことで、大きな観点から自分の心や生活を見直し、心の成長することができるようになります。

  3. 3 家族的意味

     お墓は、家族のつながりを再確認できる場所です。家族揃ってお参りすることで、家族としてのつながりを感じ、強めることができます。また、子供の心の教育にもなります。家族が揃ってお参りする姿は、家族への信頼や、他人に対する慈愛の心を育て、目に見えないものの価値を考える姿勢を育てます。

  4. 4 社会的意味

     お墓は仏壇と違って、親戚や知人など、誰もがいつでも故人を偲ぶことができる場所です。故人と関係のある人は、家族だけではありません。

  5. 5 宗教的意味

     宗教・宗派によってお墓の意味は異なりますが、現代の一般的な日本人にとっては、故人やご先祖の冥福を祈る場所でしょう。

     一般に仏教では開眼供養という入魂の儀式をしますから、お墓は位牌や仏像のように、故人の魂や仏が宿るもの、そこと通して対話ができるものでしょう。

     また、寺院墓地にお墓がある場合は、菩提寺―檀家という関係を持っていることの証でもあります。

     具体的なことが知りたい方は、霊園やお墓の様々なことなら「いいお墓.com」、墓石と石材店については「優良墓石・石材店ガイド」をご覧ください。

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